遊び雲

西宮市の障害者支援のNPO法人「遊び雲」は居宅介護、家事援助、身体介護、外出支援などを通して、障害者がイキイキと暮らせる社会をめざして活動しています。

泊まり介護の1日

泊まりの介護

訪問時~夕食

写真「こんばんわ。遊び雲です!」
玄関を開けるといい匂い。Aさんが挨拶の後、「今日はカレーやで」と教えてくれました。いろいろ具材のAさん自慢のカレーです。
昼間の介護者からメニューを引継ぎ、それらを食卓へ並べます。Aさんと並んで「いただきます~」
それぞれのお宅の味をあじわえるのもちょっとした醍醐味です。

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夜ののんびりタイム

illust夕食も終わり、
「ちょっとコーヒーでも飲もか?」と、Aさん。
挽いた豆で淹れるドリップ式です。不慣れな介護者に、ひとつずつ手順を教えてくれます。
いい香りに包まれて、Aさんお気に入りの
音楽やドラマの話を聞いています。

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就寝前

写真就寝前のお手洗いには介護者がもう一人きます。二人介護でトイレへ。「いきますよー。せーの!」三人で息を合わせて介助します。

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就寝

写真

Aさんのベッドの横に布団を並べて寝ます。「おやすみ~」「おやすみなさい」夜中に体位変換が必要な時などは声をかけてくださるので、それまでは介護者もゆっくりと休みます。

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起床

起床イメージ写真

Aさんがかけたアラームが軽快に鳴ります。
昨夜はぐっすりなAさんでした。
「おはようございます」指示をもらって、朝食準備。
朝もまた、コーヒーの良い香りです。食事の片づけ、掃除をすませて業務終了。「またね」といってもらえるのが嬉しいです。

ヘルパースタッフの介護な日々

泊まり介護のしごとがわたしに教えてくれたこと。

大学生の時、登録ヘルパーとして働き始めたのが「遊び雲」と出逢ったキッカケ。
実は私が初めて出勤した日は泊まり介護。
わかってはいたものの「初めて顔を合わせたばかりの人と、一緒に寝るんだなぁ」と
ちょっとドキドキ。
最初はとにかく仕事を覚えなければと、必死でした。
介護に入る前に、やることを書き出して、何度も頭でシミュレートしていたことも。
でも、障害者介護を続ける中で気付いたことがあります。
「利用者さんの言葉をしっかり聴いて、わからないことは聞けばいいんだ!」
介護する側の一方通行ではなく、利用者さんから様々な事を学べる。
そんな障害者介護に魅力を感じています。

遊び雲ヘルパースタッフ Kさん