遊び雲

西宮市の障害者支援のNPO法人「遊び雲」は居宅介護、家事援助、身体介護、外出支援などを通して、障害者がイキイキと暮らせる社会をめざして活動しています。
  

「KSKP 遊び雲 通信~『こんちくしょう』」より 記事一覧

  

2021年9月183号 6月の空

6月の空 高瀬 さとみ  ラジオで「健康寿命を延ばすのに片足立ちがいい」と言っていたので、早速朝昼夕左右1分間づつ慣れないことをやっていたら膝を痛めた。私の周囲にはそういう人はいないのだけど私は体重が80kgあるので膝に負担が掛かったのだろう。 話は変わるが母が76歳で大腿骨の手術をして以降、介護が必要になり、今は老人施設で殆ど寝たきりとなっている。そんなことから健康寿命の大切さを痛感。...

2021年5月182号 八朔がやってきた!

八朔がやってきた! 高瀬 さとみ  去年の夏のこと、近くのドラッグストアに買い物に行った連れ合いが、店内でマスクを忘れた男性を目にし(おせっかいかなと思いつつ)「もし良ければ」と、手持ちのマスクを差し上げた。男性はとても喜ばれ、住所を訊かれた。 「そこの団地の5号棟です」と答え、更に「自治会の役(役員)してます」と付け加えた。 連れ合いは、サービス精神旺盛というか、そういう男なのだ...

2021年3月181号 琴の音

琴の音 高瀬さとみ  わが団地の3階にお住いのご夫妻宅はいつ伺ってもスッキリと片付いて気持ちの良い、センスの良い暮らしぶりどうすればああいう風になるのだろう、同じ間取りなのに我が家とは随分違うな~と、お邪魔するたび思っていた。  奥様は50年のキャリアをお持ちのお琴奏者の師範で、ご自宅でお弟子さんに教えていらっしゃる。かく言う私は去年の10月から習い始めたばかりですけれど。最初が肝心と基...

2020年12月 180号 「6月の朝」 高瀬さとみ

今年の6月から朝の散歩をしている。主治医の先生から「毎日歩いたほうが良いですよ」と言われたのがきっかけで朝食後30分くらい歩いている。  小鳥の囀りを聴きながら近所の小さな神社に立ち寄るのがいつものコースで、道すがら道端の草花を摘んで帰ったりする。  摘んできた草花は、花瓶代わりの素焼きの湯呑みにつれあいが活けてくれる。素朴で可憐な風情が素敵。路傍の花も活けてみればモノトーンの玄関が華...

虐待案件の報告

私たちが提供する重度訪問介護事業の中で虐待が発生してしまいました。以下経過と対応についてご報告いたします。 【発生した虐待の内容】 ・発生日   2019年5月6日 午後8時30分頃 ・利用者   Aさん(男性) ・発生場所  利用者自宅 ・報告日   2019年5月9日夜  行為を目撃したヘルパーから ・内容    ヘルパー2人体制による入浴介護時に発生。ヘル...